Xシリーズの名前を冠していますが、型番が二桁から三桁に上がり、ドッキングステーションを持つ1スピンドルマシンではなく、内蔵ドライブを持つマシンに変わっていますので、直系のXシリーズというよりは、新しいコンセプトのマシンと考えた方がよさそうです。
内蔵ドライブを備えたのはSONYや松下の同系統のマシンに対抗するためでしょうが、そのため標準のバッテリ駆動時間が3.2時間程度と、かなりしょぼい数値になってしまっているのが残念。これを延ばすために拡張バッテリをつけるためにはDVDスーパーマルチドライブを取り外す必要があり、結局1スピンドルマシン化してしまうのはいかがなものでしょうか。
また、XPであれば、CPUのCore 2 Duo SL7100(1.2GHz)は何の不満も感じない性能でしょうが、VISTAの場合はこれで大丈夫か、多少不安です。まあHDDではなくSSDが搭載されていることで、CPUの不安を補えるかも知れませんが。
また、SSD搭載というのは一つの英断かも知れませんが、現在使用しているX60sのHDDを250GBに換装し、うち104GBも使用している私としては、64GBのSSDにどうやってデータを絞り込むかはかなり難題です。また、1.8インチという特殊なSSDなので、当面換装手段もなさそうですね。
いずれにせよ、かなり思い切って機能を絞り込んだモデルですが、SSDによる高価格で、果たして売れてくれるかどうか。
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