という長大な論考が大阪のとある弁護士のブログに8回にわたって連載されているのを知りました。
1994年の法曹三者協議の中での日弁連の挫折まで遡って考察しており、なかなか説得的な考証です。もちろん、司法改革審議会の中枢に入っていた日弁連関係者の方からは、もっと違う意見が出てきそうですが、今の日弁連の分裂した状況や、若手の「司法改革」疲れに対しては、もっとも訴えかける内容ではないでしょうかね。
日弁連は、司法改革を通じて、裁判員制度や法テラス設置などの政策を、内部的には「勝った勝った」と宣伝してきた訳ですが、それらはともかく、少なくとも人口問題に関しては、決して勝ったわけではなく、負けに負けたという事実をひた隠しにしてきたような気がします。弁護士人口5万人を達成するためには、人口政策で言えば、年間合格者は1200~1500人程度でいいはずであり、それを3000人とされてしまったことは、まぎれもない敗北です。その敗北感を弁護士の中で共有できなかったところに、本日の混乱の種があるのではないでしょうかね。
このブログの弁護士は、中坊氏を「敗戦処理投手」とまで喝破していますが、そうだとするならば、今回当選する会長もまた、混乱を引き受ける二度目の敗戦処理投手ということになるような気がしますね。
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このリストは、次のエントリーを参照しています: 「日弁連はなぜ負けたのか」:
» 敗戦処理として責任を軽く考えてよいのか? from さんけんブログ
司法制度改革審議会で[[中坊委員や久保井会長が3000人を受け入れたのはいわば敗戦処理だという見方:http://hanamizukilaw.cocolog-n... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2008年02月06日 14:40
あなたの書いてることは、読んでて支離滅裂です
敗戦は敗戦と認めて、2度目の敗戦処理を生まないようにしないといけないのではないですか
投稿者 通りすがり : 2008年02月06日 23:12
執行部「司法改革は我々が勝利した!!」
一会員「3000人増員案が通ったのになんで勝利なんですか?負け戦を勝ち戦のように言うのはおかしくないですか?」
執行部「我々は大本営だ!!」
くだらないこと書いてすいません。お気に障ったら削除してください。
投稿者 某会員 : 2008年02月07日 22:28