本日は、前から(これとかこれとか)話題にしていた日弁連の会長選挙でした。
弁護士会の派閥のすごいところは、結果の出る前から「祝勝会」が組まれているところで(負けたら「残念会」になるんでしょうか?)、我が法友会は、なぜか法務省の地下の食堂でやるのが定例らしいです。
「らしい」なんていうのは、私自身がこれまで祝勝会なるものに参加したことがないからです。そこまで選挙に燃える方々にはついて行けないので………
で、今回も、夜に用事が入っていて、祝勝会に出るつもりはなかったのですが、偶然にもその用事がキャンセルされたため、初めて出席してみました。いやいや、平山候補が圧勝したもんで、皆さんご満悦のようです。
結果としては、平山候補7,732票、久保利候補3,314票、高山候補3,694票ということで、一時は相当勢いがあるかと思われた久保利候補が高山候補にも勝てなかったという意外な結果に終わりました。
個人的な感想ですが、久保利候補の票が思いのほか伸び悩んだのは、選挙終盤戦から、突然護憲や反財界的なスタンスを強調しだして、いわば八方美人的な政策を語り出したのが逆効果だったのではないですかね。誰がどう見ても、企業側でブルジョワ弁護士の代表格であるというイメージのお方が、選挙で突然反対のポーズを取ってみても、逆に不信感をもたれてしまうような気がします。最初の頃のように、若手業務対策一本に絞っていた方が、久保利さんのイメージとも齟齬を来さず、ひょっとすると若手を中心に全国的な浮動票をつかんだ可能性もあったのですが。
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