本日は、日弁連会長選挙の「公聴会」なるものに行ってきました。
私が弁護士登録してから早10年、その間に会長選挙は5回あったはずですが、公聴会に出席するのは今回が初めてです。東京で仕事をしていると、会長選挙の情報などは座っていても派閥から入ってきてしまうため、今更行こうという気にはならないのですね。
それで、今回なぜ行ったかというと、質問者という立場に立たされたからです。別にわざわざ質問したかったわけではないですが、派閥の天の声で、質問者役をやらされたようなものです。例えて言えば、自民党議員の国会質問のようなものでしょうかね?
それでも今回の選挙は、戦う前から勝ち負けが見えている例年のものとは異なり、三つどもえの予断を許さない争いになっていますので、結構面白くはあります。
でも、「質問」といっても、各候補者の支持者から、自陣営に対する提灯質問か、他陣営に対する牽制あるいは嫌がらせ質問のようなものが行われるばかりで、あまり建設的なものにならないのですよね。ですから、東京に1万人の弁護士がいるはずなのに、出席者はコアな支持者ばかりでせいぜい200人と言うところでした。
各候補者の資質や政策を本当に吟味するのなら、米国大統領選挙のように、候補者に討論会でもやらせたらもっと盛り上がるのではないでしょうかね。
ところで司法ジャーナルによるとこういう情勢らしいですが、いったいどうやって取材したのかしら?
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