ヒューザーが18自治体を提訴、139億円の損害賠償求める
耐震強度偽装事件で、強度を偽装したマンションを多数販売した「ヒューザー」(東京・大田)は30日、建築確認した自治体が構造計算書の偽造を見落とした結果、偽装物件を販売してしまい損害を受けたとして、東京都や横浜市など首都圏の18自治体に総額約139億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
マンションの住民が国家賠償請求を起こすのなら十分わかりますが、建築主が国を訴えるのはいくら何でも筋違いでしょう。これでは、泥棒が被害者から賠償を求められて、「警備員が寝ていなければ俺が泥棒することもなかった」と、警備員を訴えているのと同じです。
こんな筋違い訴訟を起こすのは、たぶんひとえに破産申立をストップさせたいからではないかと憶測してしまいます。
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ヒューザーの小嶋社長の面の皮の厚さは見かけだけではなかったのですね。通常の神経ではとてもこんなことはできません。世論から袋だたきされるでしょうし。
投稿者 Inoue : 2006年01月31日 00:26