最近、実在の弁護士の名前を騙る振り込め詐欺が多いと聞いていましたが、ついに私もその仲間入りをしてしまったかも知れません。。。
本日、事務所にかかってきた電話によると、とある架空請求ハガキ(民事訴訟最終通知書、とか妙にものものしいタイトルがつけてあって、連絡先が「なんとか財務局」とかお役所を彷彿とさせる名前が使われている、まあ典型的な詐欺ハガキです。でもって、連絡先電話番号がフリーダイヤルだったりします)に書いてある電話番号にかけてみると、「うちではもうどうしようもありませんが、お困りならいい弁護士事務所を紹介しますよ」と、悪魔のささやきがあるそうで。
その弁護士事務所の名前が「豊崎法律事務所」だそうです!!(当然、教えられる番号はうちの事務所とは全く違います)
そこで、教えられた番号にかけてみると、豊崎弁護士を名乗る電話の男に、「訴えを取り下げさせるには55万円の担保を積まなければならないので振り込んで」と、脅される始末。何のことはない、ちょっと手の込んだ振り込め詐欺です。
そのような被害にあった方が、なぜ「本当の」私の事務所に電話をかけてきたかというと、お金を振り込んでしまってから、よくよく考えて、「ひょっとして、しまった?」と気づき、104で私の名前を聞いて、事務所に電話をかけてきたそうです。
はっきり言って、すぐにでも弁護士法違反で告発したいところですが、この方は遠方で、しかも「もう怖いから名前は出したくない」の一点張り。この方に「地元の弁護士会に、まずは相談して」と説得するだけで終わってしまいました。
豊崎弁護士が日本に1人しかいないことを知っての「ご指名」であれば,なかなか手の込んだ詐欺師ですね。
ちなみに,「花島」は2人,私は本名が丸山ですから,本当は1人だけかも知れません。
p.s.貴事務所の報酬標準の少年事件の欄に,事件の「結果」として「試験観察」というのがあるのは,おかしいんじゃないでしょうか。試験観察になった場合に追加手数料を申し受けるというのなら分かりますが。
投稿者 花島伸行 : 2005年09月09日 12:49