本日は、朝7時半の新幹線で米沢に出張するという強行軍でした。
以前は、当事務所はなぜだか米沢支部の事件を何件か抱えていたのですが、最近は減ってきて、私も本日行った事件が最後の1件です。これも破産申し立て事件で、本日は実に3年ぶりの債権者集会(地方はいまだにこんな運用なのですね)なので、私自身も3年ぶりに米沢に行ったことになります。
久しぶりに赴いた米沢は、けっこう駅の中がリニューアルされていたり、駅近くに新たなホテルがオープンしていたりと、多少変わっていました。裁判所も、エレベータが新設されるなど多少お色直しがされていましたが、ちょっとびっくりしたのは、裁判所の入り口に、裁判所主催の「自己破産、個人再生、特定調停の申立手続き説明会(予約制)」の案内板がたてられていたこと。
どこぞの怪しげな整理屋さんや、東京の提携弁護士にひっかかってしまうよりは、裁判所自身がフォローしてくれた方が確かにマシですが、それにしても裁判所が実質債務整理相談所を開いてしまうとは、よっぽど弁護士が不足している以外の何者でもないでしょう。
実際、聞く限りでは、米沢市内には弁護士がお二人しかおらず、たぶんどちらも個人の債務整理を積極的に引き受けてくれそうな方ではない印象でした。私の申し立てた破産事件自体も管財人は山形市の弁護士でしたし。
裁判所には、山形弁護士会の法律相談会のチラシもあるにはあったのですが、裁判所が無料で相談会をやるとなればそちらに流れてしまうでしょうなー。まだまだ弁護士が身近でない地域がたくさんあるようです。