本日朝、9時45分から、とある過払い返還訴訟事件の弁論準備期日でした。
普通から言うと、この時間帯に裁判所が期日を入れることはありません(普通は10時以降)。それなのに、なぜこんな時間に期日があったかというと、ひとえに相手方代理人の都合です。
この代理人、この被告の事件のかなりの部分を一手に引き受けているようなのですが、そのためあまりにも手持ち事件数が多く、全く次回期日の予定が入らないのです。ですから、苦肉の策で、午前11時55分に期日を入れたり、午後4時55分に期日を入れたりする羽目になります(実際に始まるのは、それぞれ12時半だったり5時過ぎだったり)。
今回も、この代理人の都合に合わせ、無理矢理9時45分という時間に入れたわけですが、裁判所で待てど暮らせど、この代理人はやってきません。そのうち10時を回ってしまいました。どうやら多忙の余り、お忘れになられたようです。
多忙なのは弁護士の常ですが、だからといって自分の首が回らないほど事件を引き受けてしまうと、このようなことになり、かえって弁護士としての信用をなくすのではないかなあ、と老婆心ながら思いますがね。