まずイメージしてもらいたいのは、「弁護士は社会生活上の『医者』である」ということです。
世の中には医者にしょっちゅうかかる人もいれば、医者要らずと言う人もいます。医者要らず、という方は、きわめて頑健な体の持ち主で、滅多に風邪も引かないか、引いても自己流の治療で治してしまう、あるいは強靱な自己回復力でちょっと節制すればすぐ健康回復という方でしょう。
しかし、中には単なる体調不良に見えて、命に関わる大病の初期症状という場合もあります。この場合には自己流で治そうとしているうちに、手遅れになってしまう可能性もあります。それを考えれば、ちょっとした体調不良に見えても、できるだけ信頼できる主治医に見てもらった方が安全であるに決まってます。
弁護士も同じです。多少の法律知識があって、多少のトラブルくらいなら解決できる交渉能力の持ち主の方でも、生兵法で対処しているうちに、深刻なトラブルになってしまう可能性もあります。ですから、一番いいのはちょっとしたことでも気さくに相談できる主治医のような弁護士を知っておくことでしょう。
「弁護士なんか関係なくやってきたよ。」という方でも、実際には法的紛争が絡む細かいトラブルはたくさん遭遇しているはずです。例えば、
などはよくありませんか?