弁護士 豊崎寿昌

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謹賀新年

2005年01月01日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

早いもので、21世紀ももう5年目に入るわけですね。私が子供の頃に比べて、確かにパソコンや携帯、ネット社会、デジタル家電等は大きく進歩しましたが、一方でリバイバルを狙った企画ばかりが流行って、文化としては行き詰まってしまっているような閉塞感もあります。

法律家の目から言うと、数年前から司法改革と連動して、「法化社会」の必要性が高らかに唱われています。しかし、社会全体に法的な素養を受け入れる素地のないまま、単に立法を繰り返したり規制緩和を実行したりすれば「法化社会」が実現するものではないでしょう。

「憲法改正」論において、憲法が国家権力を縛る唯一の規範であることを忘れた見当違いの「改正案」が、国会議員から出てきてしまうところにも、「法化社会」の一番根底をなすべき「法の支配」が全く理解されていないことがわかります。法教育が一番必要なのは彼らかも。

日時 :
2005年01月01日 20:41
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弁護士 豊崎 寿昌

(とよさき としあき)

弁護士 豊崎寿昌

  • 東京弁護士会所属
  • 由岐・豊崎・榎本法律事務所(東京・八丁堀1丁目)パートナー

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