私の事務所のすぐ近くの平成通りには、一面街路樹(プラタナスかな?-「スズカケノキ」でした-10月2日)が植えてあります。
その根元には、通りの商店が思い思いの草花なんかを植えたりして、結構いい雰囲気でした。
ところが、去る7月上旬ころのある日、一帯の歩道の工事が始まり、業者がやってきて街路樹を丸裸になるまで剪定し、その上、根本の土も掘り返して植えてあった草花はみんななくなってしまいました。
剪定が目的だったのか、歩道の整備が目的だったのか何だかわかりませんが、とにかく若葉を伸ばしていた街路樹は無惨な姿になり、その半分以上が現在も芽吹いていません。どうやら枯れてしまったようです。
そりゃそうです。夏前の暑くなる時期に、突然枝という枝をカットされ、わずか葉っぱ2,3枚を除いてむしられてしまえば、炎天下の中、蒸散作用もままなりません。おまけに根元の土まで掘り返され、根は傷めつけられ、表土を守っていた草花は引っこ抜かれて水分を保持するものは何もなくなってしまっては、生き残る方が不思議でしょう。
おまけに本年は梅雨明けが早く、いきなり夏本番になってしまった気候のせいで、ことごとく死に絶えてしまったようです。8月下旬からの大雨で、何本かは息を吹き返したようですが、根元付近から新芽は出ても、上の方から新芽は出る気配のない木も多く、これでは街路樹の体をなしていないため、時期に処分せざるを得ないと思われます。
一帯、このような無茶な剪定と歩道工事を命じ、またそれを施工したのは誰なんでしょうかね?東京都あるいは中央区のような気がしますが、公金を使って街路樹を何十本も枯らしてしまった責任をどう取ってくれるのでしょうか。見解をうかがいたいところです。
本日は地元ネタでした。