今日はお盆中だというのに郵便局の無料法律相談に行って来ました。お盆中だというのにしっかり相談者の予約は入っていて、しっかり3件相談を受けることになりました。
無料相談は、敷居が低いせいかいろいろな相談者が訪れます。敷居が低いこと自体はいいことなのでしょうが、ほとんど法律相談とは思えないような相談も一定数来てしまうのが悩みの種ですかね。人生相談のようなものも来ます。
今までで一番困ったのは、私が「どのようなご相談ですか?」と聞いたら、「ここでは言えません」(!!)と答えた相談者の時です。「ここでは言えません。私の家に来てください」「そういわれても、ここでお話を伺うのが決まりですので………」という押し問答が続いて15分。仕方なく、雑談をしながら何とか話題に入ろうとするうち、どうやら相続がらみらしいということまで分かったときにはもはや制限時間の30分に達していました。。。
もう一つ、この手の無料相談で困るのは「自分が直接事件を引き受けられない」ということ。相談者が希望すれば自分が引き受けることを前提とすれば、かなりつっこんだアドバイスもできますし、相談者の最大の関心事であると言っても過言ではない「弁護士報酬」についても自分なりの見解を披露できるのですが、自分が引き受けるわけではないことを前提とする限り、アドバイスの内容もあまり具体的にできませんし、弁護士報酬の点も一般論を述べるにとどまらざるを得ません。そういう意味から言うと、無料相談であっても、原則は相談担当弁護士が事件を引き受けることにした方が、相談者のためになるような気がするのですが。