弁護士 豊崎寿昌

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はじめに

2001年08月08日

はじめに

7月中旬にHPを仮公開し、暑中見舞いにもアドレスを書いてしまったのに、1ヶ月近くほったらかしてしまいましたが、「8月から本格化予定」と公約したため、何とか始めたいと思います。実は今までのページは後輩に頼んでボランティアで作ってもらったもので、私自身は原稿を書いただけです。自分自身でページを作成するのは今日が最初ですので、ちゃんと表示されるのかちょっと不安ですね。まだなーんにもないページでしたが、とりあえず練習の意味で業務日誌から。徐々に内容のあるHPにしていきたいと思います。

さて、本日は事件で奈良地裁まで出張に行ってきました。関西方面の土地勘が全くないため、京都までの新幹線はいいとして、京都から近鉄の特急の指定席を取ったのですが、これが500円も取られる割に普通列車とほとんど速さが変わらないと言う意味のない代物で閉口しました。関東の私鉄であんな遅い特急は見たことがないぞ。おまけにどこぞの少年野球チームのような一行に同乗する羽目になってしまい、社内は貸し切りバス状態。帰りは普通乗車券で乗れる快速急行に乗って帰ってきたのは言うまでもありません。

この奈良の裁判ですが、被告が10数社という一見大事件なのですが、実際には被告の一社以外は無理矢理事件に巻き込まれた色合いの強い事件です。しかも被告の半分以上が東京の会社ですので、どう考えても東京でやるべきだろうと考え、移送の申立をしているのですが、今までのところ裁判所の反応は芳しくないのが実情です。裁判所にはテレビ会議システムという鳴り物入りの設備もあるのですが、これがどこか1カ所としかつながらないと言う前時代的なもので、本日は金沢の裁判所に出頭した被告代理人のために使われてしまい、東京の代理人達はたった15分程度の裁判のために往復7時間と3万円の交通費を費やされました。司法改革が叫ばれていますが、まずこうした身近な無駄を何とかして欲しいものです。

日時 :
2001年08月08日 23:29
メニュー :
業務日誌 > 司法制度・運用に関する意見

弁護士 豊崎 寿昌

(とよさき としあき)

弁護士 豊崎寿昌

  • 東京弁護士会所属
  • 由岐・豊崎・榎本法律事務所(東京・八丁堀1丁目)パートナー

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