昨日のクレサラ法律相談の話のついでに、私の見た大手サラ金会社のCMのランキング(ワースト順)を書いておきましょう。
第5位 武富士
女性ダンサーが多数、レオタード姿で踊っているアレです。
業務内容とは何の関係もないものを一度作ったら延々と流し続ける(この前までのバージョンは多分2年くらいはやっていたと思います)根性は、さすが業界トップの余裕、腰が据わっているというか、何というか。まあ、多少セクハラ気味の部分はあるにせよ、業務と関係がないのでケチのつけようもありません。
第4位 プロミス
「黄色い看板、プロミス」のかけ声のアレです。
脳天気姫とバカ家老の掛け合いは正直言って全然おもしろくないですが、まあ顰蹙なほどの内容でもないですね。
第3位 アコム
「はっじっめってのアコム、はじめてのむじんくん」のアレです。
このCMは常に新しい顧客を必要とする貸金業の本性を如実に現す秀作といえましょう。新規顧客にはいい顔をし、つきあいが長くなればなるほど(破綻の危険が高くなるため)冷たくなるというのが貸金業者です。
第2位 アイフル
「アッイフルユー」というアレです。
女性社員が出てきて、「アイフルは、恋人のように、あなたの親身になって」云々という奴ですね。冗談じゃない、恋人が利息を取るかっつーの。最初に見たときは吹き出しそうになりました。
第1位 レイク
これまで、ジーコのサッカー教室のタイアップ路線や、「レ」「イ」「ク」の3人人文字女モデルでイメージ路線を歩んできたレイクですが、最新作で並み居る強豪を押さえ、私の中ではワーストワンに輝きました。
「海外旅行行きたいなア」「余裕ないだろ、余裕が」(レイクで借りてくる)「ハイ、へそくり!」
………おいおい、へそくりってそれ借金だろ!
正直言ってこのCMは借金による浪費を推奨しているようにしか思えない問題作です。レイクには、浪費によって破産申立をした債務者の免責に異議を出す資格なしといえましょう。
日弁連はこうしたたわけたCMを規制するべく立法を行うよう運動すべきでしょう。テレビ局も、社民党の選挙CMにけちをつけている暇があったら、このCMを断るくらいの矜持を見せて欲しいものです。